スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
雨の日のアイリス 感想
雨の日のアイリス (電撃文庫)雨の日のアイリス (電撃文庫)
(2011/05/10)
松山 剛

商品詳細を見る


それは──ある雨の日の記録。
降り続ける雨の下での、出会いと別れの記憶。


 ここにロボットの残骸がある。『彼女』の名は、アイリス。正式登録名称:アイリス・レイン・アンヴレラ。ロボット研究者・アンヴレラ博士の元にいた家政婦ロボットであった。主人から家族同然に愛され、不自由なく暮らしていたはずの彼女が、何故このような姿になってしまったのか。これは彼女の精神回路(マインド・サーキット)から取り出したデータを再構築した情報──彼女が見、聴き、感じたことの……そして願っていたことの、全てである。
 第17回電撃小説大賞4次選考作。心に響く機械仕掛けの物語を、あなたに。



感想(ネタバレ含む)は続きから。

プチ結論:絵も文も私好み!買って良かったー♪



基本的に絵で選んじゃう私なんですが、この本も表紙で買うの決めました(*ノ∀`*)
シリーズ化するのかなと思ったんですがどうやら1巻完結っぽいですねー。
でも書こうと思えば続編も出来そうなので、シリーズ化したらそれはそれで面白そうではあります、ネタ切れさえ起こさなければですがw

↑の紹介文にもあるように、主人公はロボットです。
とりあえず軽くキャラ紹介でもしていきますかねー(・ω・)


登場人物

アイリス・レイン・アンヴレラ
アンヴレラ博士に仕える家庭用ロボット。家事全般をこなし、博士LOVE。
年齢設定は15歳、白い頬にスカイブルーの瞳を持ち、髪は栗色。
モデルは4年前に亡くなった博士の妹で名前も同じ。自分を『代用品』と認識している。

ウェンディ・フォウ・アンヴレラ
ロボット研究の第一人者。アイリスの主人。基本的にS。
長い黒髪で目の色は琥珀色。禁煙用品の愛用者。

リリス・サンライト
解体工事現場で働く労働用ロボット。二足歩行型ロボットで人型。『真夜中の読書会』を開く。
長い髪(金髪)をリボンで結わえて右肩の前に垂らしている。気が強い。
以前は人間の家にいたが捨てられてしまい、以降転々と仕事をしている。

ボルコフ・ガロッシュ
リリスと共に働く元軍事用ロボット。高さ・横幅ともに2mを越える大型ロボット(二足歩行型ロボット)。
故障がちで視覚聴覚が悪い。喋り方がぎこちない。
リリスのことを気にしている。


スキャナが使えれば絵うpしてるところなんですが、諸事情で使えないのです(・ω・`)
コピー兼スキャナ機自分用の買おうかなとか考え中ー。
ではでは話のまとめっぽいのと感想いきまーす。


第1章―解体―
博士が死んでアイリスがスクラップになるまでの章。
幸せだった毎日が博士の事故死により一転するというありきたりといえばありきたりなストーリー。
アイリスちゃんは僕っ子ちゃんでした、博士LOVEオーラが全身からくまなく溢れ出ていて可愛いんだよこのやろー(*´ω`)
博士が死んだから後追い自殺を図ったりと人間っぽさがちょいちょい出てるんですが、スクラップされる場面は淡々としててロボット感が際立っていたような気がしました。


第2章―転生―
スクラップされたはずが、再び意識を取り戻すアイリス。だが、鏡に映るのは以前と違いスクラップされた部品を継ぎ接ぎされて作られた体。
これはショックですよねー、しかも以前は超可愛い容姿だったから余計にそう感じると思う。
しかも『命令』により毎日が重労働、これは精神が壊れてもおかしくないレベル、実際アイリスもほぼ壊れてる状態にありましたし。
そんな辛い中でリリスボルコフに興味を沸き、接点ができたことで救われるアイリス
強制的な睡眠時間をリリスにより2,3時間自由に動けるようになり、『真夜中の読書会』に参加。
そこで読書や自分の生い立ちみたいのをお互い話し合う。

リリスの生い立ちがカワイソウでしょぼーん(・ω・`)
子どもの代わりに買って、子どもが出来たらポイはないよねー、しかもいきなりですよ。
愛情たっぷりの家庭から捨てられて奴隷はカワイソウすぎる・゚・(ノД`;)・゚・
そんなある日、数十体の仲間たちが目の前でスクラップされるんですが、衝撃ですよねこんなの目の前で見せられたら。
逃げ出そうとしても『命令』で強制執行ですからね、逃げ出したの1体いましたが結局つかまり見せしめ状態に。
これはやばいってことで3人は脱走することになりました。


第3章―決行―
脱走することを決めたがどうするかという話。
リリス3人だけで逃げようと提案、理由が少数の方が成功する確率が高いから。
失敗したら元も子もありません。
それに対し、アイリス皆で逃げようと提案、3ヵ月だったが一緒に働いた仲間を見捨てたくない様子。
一緒に働いたからっていうよりは博士が行き倒れたロボを拾って直す人だったので、博士だったらきっと――という思いがあったからだったんですけど。
もちろんリリスから却下されるんですが、折衷案を出し認めてもらう。

その折衷案が今から全員ここを出ろ」といった現場監督の声を録音して流すこと、最期に「命令だ」を加えることにより効果てきめん。
安全回路により、緊急停止ボタンを押されたら止まってしまうが、あらかじめリリスたちが無効化したのでボタンを押しても止まらない→パニックへw
こういのは読んでても面白いですね、自然とニヤニヤしちゃいます(。・艸・)

そこから先の脱走は個人負担ということで、3人の脱走劇が始まります。
リリスがトラックを奪い、強引に逃げるが警察により止められてしまう。
その後、抵抗するも銃で撃たれるなどしてリリスが殺される間際まで追い詰められてしまう。
そこでボルコフさんの暴走である。さすが軍事用ロボット、威力が桁違いでした、かっこいー(・∀・)
銃が効かないので警察も一時撤退。
アイリスリリスだけが通れるマンホールの穴があったので、ボルコフが2人は先に行けとこれまた男らしい台詞を残し無理矢理2人を押し込む。
別に自分が入らないからとかじゃなくて、軍隊の追っ手がきてたんですね。
さらに先ほどの暴走で自爆装置のスイッチがONになってしまったからお別れだと。
リリスボルコフのこと好きだったみたいで離れたくないと言うがボルコフリリス「君に会えてよかった」と伝え突きとばす。
こういうシーンちょっとウルウルきちゃいます(ノ△・。)

2人の逃走となったんですが、マンホール出たらもうマークされていてそこでも銃撃戦。
アイリスリリスも殺されるところだったところ、今度はリリスちゃんが隙をついて突撃。
そのまま移動してるトラックに飛び乗り、適当なところで飛び降り。
リリスの方はもう直せないくらい重症だったので、アイリスの治療ならできるだろうとカードを託す。
修理屋を教え、アイリスを叱咤しバッテリーが切れるリリス

アイリス1人で修理屋に向かい、やっとの思いで辿り着くもそこはなくなってしまってバッテリー切れ寸前になってしまう。
ここら辺りが1章の伏線を回収してて分かりやすかったですね(o'ω')
ジャンク屋(修理屋)は読めなかったですがw
最期は噴水の女神像に這いずっていくんですが、やっぱりアイリスの頭の中は最期まで博士でした。
それと同時にさらに前の嫌な記憶も甦った感じでしたが。
この嫌な記憶は博士と過ごした記憶じゃなくてそれよりも前の記憶です。
アイリスは自分が博士に作られたロボットだと思ってたけれど実際は異なり、前の家で虐待を受け逃走、倒れたところを博士に拾ってもらい修理されたとか。
ん?じゃぁ妹がモデルになってるとかそういうのはどういうこと?っていう疑問は最終章で明かされました(・∀・)

終章―手紙―
まず脱走事件の新聞記事を抜粋された文から入り、博士からアイリスへの手紙が書かれてます。
手紙の最初は「愛しいアイリスへ」
内容はアイリスを造ったのは自分じゃないことと、何故アイリスを拾ったのか、そして『代用品』と思ったことは一度もないということ。
後半ではアイリスを拾ったことで自分の生き方が変わり感謝していることと、虐待によるアザなどにより体にガタがきているから『スペア』を造ったことが記されている。
一番最後に「あと、最後にどうしても、一言だけ。アイリス、私はあなたのことが大好きです。」

このスペアが1章で博士が死ぬ前に言ったプレゼントだったみたいですね。
そしてこの遺書に近いものを博士の助手-ラルフ・シエル-が発見し、アイリスのことを気にかけ連絡したが管理局の対応が早く、スクラップに間に合わなかった。
そして3ヵ月かけて精神回路を探し、諦めかけていたところを新聞記事を見つけ、アイリスを回収できたみたいです。
目を覚ましたアイリスに手紙を渡し、状況説明。
アイリスは手紙を読んでボロ泣きしたり、継ぎ接ぎロボを抱きしめたりしていたのですが、ラルフの持ってきたカードを見てハッとする。
リリスのことをやっと思いだしたみたいですね。
いつになったら思いだすのかなーて読んでいたんですがこれもしかしたらラルフさんがカード出してくれなかったら気付かなかったとか・・・そんなことはないよね?リリス忘れてないよね?(・ω・`)

アイリスが回収されてから2週間ということでアイリスは血相変えて走り出します。
身に纏っていたのがカーテンに似た布切れ1枚状態だったんですがそんなことはおかまいなしです。
それどころか「アイリスちゃん!?」と驚かれてもにっこり笑って手を振り返しちゃってます。こんなの絶対おかしいよアイリスちゃんぱねぇ・・・(゜Д゜)
バッテリー切れになったリリス草の茂みに隠しておいたので必死になるのは分かるんですけどね!
全速力で駆けつけたがリリスの姿は・・・・・なんてことはなく、元の状態のままリリスちゃんは眠っておられました。
草の茂みと言っても、どっかしらの家の敷地内で死角になるところに隠したから大丈夫だったみたいですね(*´∇`)
これでリリスちゃんいなかったらハッピーエンドならないので絶対いるんですけど(こら

リリスを助け、目覚めた後、アイリスはアンヴレラ邸を『ロボット駆け込み寺』にすることにしました。
主人を失ったり家族に捨てられたり戦争で使われなくなったり仕事がなくなったりしたロボットを屋敷で引き取ろうという試み。
要するに自分たちみたいなロボを助けたいとのこと。
ただ引き取るだけじゃなく、みんなで協力して働きに出て、お金を稼ぐ。
稼いだお金はみんなの修理費やバッテリー代にするんだよ!とのことでラルフさんも手伝ってくれるそうです。
ラルフさんいい人や・・・。

ちなみにここはアイリスから博士へといった手紙で書かれてるんですよ。
もちろん書き出しは「愛しい博士へ」
最後は「また書きますね」といった締めくくりとなってますね、これからリリスと映画に行くとかそんな感じです。


お話としてはこんな感じですね!
何時間で読み終わったか覚えてないですが、かなりスラスラっと読めました。
私個人がこういった話好きってのもあると思いますがww

読んでて思ったのが、展開が想像しやすいなぁってことですかね。
ああ、これ博士死んじゃうんだな、とか、脱走するときの手段とか、排水溝使って~とか。
でも先が読めるからといってつまらないとかそういうのはなかったですね。
個人的には好きな書き方だし話も好みなのでシリーズしてほしいなとこっそり思ってます(/ω・\)
ネタさえ尽きなければ(それが難しいかもですが)面白いんじゃないかなーなんて(*´∇`*)

物足りなかったなってとこは、アイリスの過去ですかね。
あまりにもさらっとしすぎてたかな?と思いましたが、そこの受け止めは人それぞれな気もします。
あとは最後もっとリリスさんの出番欲しかった(・ω・´)
目覚めた後ですねー。やり取りだけでも会話に・・・・!
でも最終的に手紙で締めたかっただろうから会話文入れるのは不可能に近いんですよね。
こればっかりはしょうがないかぁ(・ω・`)
そういう意味でも続編がですね・・・w

全体的に文も絵も私好みだったので買って良かったです♪
スポンサーサイト

コメントの投稿

Secret
(非公開コメント:受付中)

コメント

解説が分かりやすくていいと思います。これからもブログ更新頑張ってください
コメントありがとうございます(*ノ∀`*)
解説分かりやすいとのことで嬉しいです♪
はい、これからも頑張ります!
プロフィール

種音

Author:種音
*女の子
*21歳、大学3年
*住処は横浜
*ボカロ大好き
*本好き
*最近ゲーム熱冷めてる・・・代わりにアニメ観るようになった!
*blogの存在忘れないように気を付ける(・ω・´)

最新記事
最新コメント
カテゴリ
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
月別アーカイブ
かうんたー
検索フォーム
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。